2016年2月29日月曜日

ベラルーシスポーツ省公式サイトより:新しいジム完成オープニングセレモニーに出席。

バレンシア、アンダルシアとロード2戦を消化した後、キリエンカは一旦ベラルーシに帰国。2/25に地元リチェザにある第1スポーツ学校(彼もこの学校の卒業生)に作られた新しいスポーツジムのオープニングセレモニーに出席しました。

ベラルーシスポーツ省公式サイトにも記事が載っていましたので、雑訳でも^^;

Александр Шамко: поощрение школ, чьи воспитанники достигли результатов в спорте, будет продолжено (фото) (ベラルーシスポーツ省公式サイト)

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国際試合で大きな成果を上げている生徒のいる青少年スポーツ学校の奨励を続けるだろう、とゴメリ州リチェザ市を訪れているベラルーシの国土交通省とスポーツ省の大臣、アレクサンダー・シャムコ氏が明らかにした。

彼はリチェザのオリンピック候補生専門の青少年第1学校のジムのオープニングセレモニーに出席した。ここは著名なベラルーシ人自転車選手のヴァシル・キリエンカのスポーツ人生が始まったところだ。
実際、ヴァシルは地元の学校への特別な設備の獲得に動いた。彼はトレーナーに若いアスリートが必要とするものを正確にアドバイスした。

このトピックスは2014年12月にベラルーシの自転車部門のリーダーシップをとっているヴァシル・キリエンカ、カンスタンティン・シウトソウ、そしてアレナ・アミアリウシクがスポーツ省を訪れた際に最初に議論がなされた。
率直な意見のやりとりの結論の一つが、アレクサンダー・シャムコがリチェザのスポーツ学校だけではなく、ほかの学校の援助もするという約束だった。主な基準-生徒の成果で。

新しいプロジェクトは昨年起動した。最初の奨励金はハードルの2015年世界チャンピオンベラルーシ人アスリート、アリナ・タライが学んだヴォルシャ市の第2スポーツ学校にオーダーされた300億ルーブルのお金が投入された。1年間、そのお金は他の子供・青少年スポーツ学校が受け取る。

そして、今、リチェザ第1スポーツ学校が感謝する機会。
私たちは2008年トラック世界選手権、初代ユーロピアンゲームズ、そして2015年ロード世界選手権タイムトライアルチャンピオン、リチェザ名誉市民のヴァシル・キリエンカが休暇で彼の地元に来る時を選んだ。

この喜ばしい機会に、スポーツ学校にはベラルーシ自転車連盟のニコライ・ラドゥツコ、ゴメリ州自転車連盟のイゴール・マクシェンコ、リチェザ市議会議員のアタマンチュク・ヴィタリ、ゴメリ地区国立オリンピック委員会ディレクターのヴァシリー・ペタポフ、リチェザのアサンプション聖堂の司祭アレクセイ・フートを含む沢山の重要なゲストが集まった。

ヴァシル・キリエンカは1人ではこなかった-妻のナタリアと第2子の息子と一緒に。
ところで、その5歳のアレックスは新しいトレーナーに囲まれながら満足気に試していた。

この集まりに対し、スポーツ省兼国土交通省大臣は肉体的な文化とスポーツの発展に値する貢献をゴメリ地区に感謝した。特に温かい言葉をリチェザ第1スポーツ学校で仕事をしているコーチたちにかけた。

ところで、ヴァシル・キリエンカの最初のインストラクターで今はベラルーシ共和国の名誉コーチであるピョートル・フリトノフは未だに学校で仕事をしていて、若いアスリートに自転車の基礎を教えている。

「オリンピックスポーツの地位上昇はここのこんな小さなスポーツ学校で始まる。これは基礎が根付いている場所。そしてそこからあなた達の同胞から有名人が輩出される-ヴァシル・キリエンカは学校のことを忘れていなかった。彼はいつも定期的にここに来て、最初の先生を助けている。私たちはこの第1スポーツ学校をサポートし、その約束を守る」とアレクサンドル・シェムコは言った。

そのスポーツ学校に導入された近代的設備にスポーツ省からは435億ルーブルが投入された事が明らかにされた。

スポーツ大臣はヴァシルにブラジルのオリンピックに怪我なく上手くやり遂げる事を願った。

特に若いアスリートに挨拶をした時、主役はかろうじて喜ぶ感情をおさえていた。
「この学校は僕にとって快適だ。オフシーズンに定期的に昔のジムに来た時、沢山設備についての不満を聞いた。今日、一つの問題がこれで減った。僕は僕のスポーツ学校から強い、強い、そして健康な若い人たちが輩出され、そしてあなた達の幾人かが、リチェザと母国ベラルーシに栄光を与えるチャンピオンになることを願っている」

ジャーナリストとのやりとりの中で、ヴァシルはこの件に触れ、「個人的に、僕はリチェザのスポーツ学校で初めて沢山の重要な人たちを見てきた。ゆっくりとその基礎が強くなっていくことは良いこと、そして子どもたちがここに平穏にたどり着くよう、先生たちはより良く彼らと仕事をする。新しいジムは-近代的で国際基準に調和している。そして僕はこの設備が少年少女たちを良い身体の形態を得ることができると確信している。もちろん、時代は変わった。コーチがクローゼットをあけてスポーツTシャツを持ってきてくれた時、既に嬉しかったのを思い出す。今日では一枚のTシャツでは十分じゃない。この子たちがもし好結果に至らなかったとしても、事実そんなに重要じゃない(しかしながら、プロアスリートの口からそれが発せられたのは不思議だった)。まして、子どもたちにとって重要なのは身体づくりとスポーツで、そしてもっとあるべきものがある。それは-国全体の若い世代が健康であることだ」

テープカットを行った後、新しくなった部屋を清め、ゲスト達はスポーツ学校内を訪問し、職員と話をした。

スポーツ省と国土交通省の大臣は他のスポーツ施設:リチェザ・スポーツと子どもたちのスポーツセンター”オリンパス”と青少年とスポーツ・レクリエーションセンター”ホープ”も訪問した。
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2014年12月にシウトソウとアミアリウシクと一緒にスポーツ省を訪れた話はここでも触れていますが、非公式の意見交換会で「自国の若手選手には素質と力はあるけど、経験が足りない」という話をしていて、国のサポートをお願いしていたキリエンカですが、今回、それを受けてスポーツ学校の施設の充実という形で動いてくれた事は非常に喜ばしいことではないでしょうか。
それから、一緒に連れて来ていた長男のアレックス君、お父さんに似ていますね。彼もいずれはこの学校に入って自転車選手を目指す時が来るのかも(^^)。

この新しい施設でトレーニングした子どもたちが、いつか世界の大舞台に思い切り羽ばたく事ができますように。

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